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ソーラーフロンティアについて
ソーラーフロンティアは1993年よりCIS薄膜系太陽電池の研究にて始まり、2006年に事業化を行い本格的に進出してきています。
ソーラーフロンティアのソーラーパネルの特徴は業界で主要原料となっているシリコンを使わないで化合物系のCISを使っていることです。
CISとは銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)の略で薄膜系太陽電池となります。
欠点としてはモジュール変換効率が少し良くないことですが、その分発電量が高く安価で原料不足になることもないため安定した供給を続けています。
発電量としては結晶シリコン系より8%高いです。
また
ソーラーフロンティアは保証期間が20年と業界で最年長なのも魅力です。10年目までは最大出力90%を保証してくれます。
また銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)の特徴から立地条件にも影響を受けにくく安定した発電性能を発揮します。
発電量を十分に賄うために多少屋根の大きさは必要ですが条件が合えば検討してみる余地は十分にあります。
太陽光パネル設置費用を参考にして下さい。
ソーラーフロンティアは昭和シェル石油が30年以上研究開発を続け温めてきた、CIS太陽電池の本格事業に向けて立ち上げられた会社です。
昭和シェルグループは1978年より、シリコンによる太陽電池の研究開発を行ってきましたが、1993年よりCIS太陽電池の研究に乗り出してきました。
2006年には昭和シェル石油株式会社が100%株式を保有する子会社としてソーラーフロンティアが設立しました。
その後、宮崎県にて世界初のCIS太陽電池の商業生産に成功し、世界最大規模の生産工場を稼働させました。
現在の太陽光パネルの市場において、単結晶シリコンや多結晶シリコンなどを用いた太陽光パネルはおよそ70%から80%を占めますが、その中でもソーラーフロンティアは銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を主成分とした太陽電池を使っています。
CISというのも、それぞれの頭文字からきました。
CIS太陽電池は光に対して感受性が高く、様々なスペクトルの波長を吸収できることから
影がかかってもそれほど発電力は落ちず安定した発電量を続けるという特徴があります。
またCIS太陽電池には
太陽光を当てておくと変換効率が増加するという光照射効果もあります。
更に
シリコンタイプのものは一般的に温度が上がると発電力は落ちますが、CISはそれ程落ちないことも知られています。
これらの結果から年間トータルで見た実発電量はシリコンタイプのものより、8%高いとうデータもあります。
結果としてKWあたりの設置費用も安くなります。
また
黒を基調としたデザインは見栄えもよく、2007年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
ソーラーフロンティアは
国内初のモジュール出力の20年保証も実現しています。
更に10年目までは最大出力の90%を、11年目から20年目までは最大出力の80%を保証しています。
また、周辺機器には定期診断を受けるのを条件に10年間の保証があります。
しかし欠点としましては、シリコン比べて発電効率が低いため
発電量を確保しにくいことや
重量が倍近くになってしまうことが挙げられます。
発電量を確保するため、HIT単結晶に比べ1.5倍のパネル設置面積が必用で、切妻屋根なら十分に検討余地はありますが、寄棟屋根の場合は発電容量があまり稼げないことが予想されます。
ソーラーフロンティアは150Wのパネルが一枚20Kgありますから、5.1KW(34枚)では680Kgになります。
一方パソニックのHITの場合230Wのパネルは、一枚15Kgなので5.1KW(22枚)では330Kgになってしまいます。
このため屋根に負担が掛かってしまうのが欠点です。
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