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何年で元が取れるか?

 
太陽光パネルを設置するに当たって何年で設置費用が回収できるのかは誰しもが考える疑問だと思います。

ここではその疑問をシュミレーションすることによって解決してみたいと思います。

仮に1kwの発電量にかかる費用が60万円だったとします。

4kw設置するとしてかかる費用は60×4=240万円

国からの補助金が1kwあたり4,8万円(H23年度)、地方自治体による補助金が1kWあたり10万円(今回は東京都を例にしますが地域によって異なります。)より(4,8+10)×4=59,2万円の補助金。よって回収する金額は

240ー59,2=180,8万円

発電量の自家消費料と売電料の比を4:6としそれぞれ1kwあたりの単価を24円、42円としさらにさらに太陽光発電1kwあたり年間1000kwh程度発電すると考えると換算電気料金は

4×1000×(0.4×24+0.6×42)=139200円

となり回収に必要な年数は1808000÷139200=約13年

地域によってことなりますので大体10〜15年で回収し後は利益ということになります。

この数値をどう捉えるかは人によって価値観が異なると思いますがCO2の削減と未来に資源を残すという貢献を考えると決して悪くない数値ではないでしょうか。


耐用年数


太陽光発電を設置するに当たって耐用年数も気になるところです。

太陽の恵みは永遠ですが屋外環境下にある太陽光パネルの寿命は永遠ではありません。

太陽光パネルの法的耐用年数は国で決められており17年ということになっていますがメーカー側は20年以上は持つと主張しています。

実際のところは太陽光発電が普及してまだ年月も浅いため知る人はいません。

環境条件によっても大分差があることは容易に想像がつきます。

また太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する装置パワーコンディショナーの寿命も考慮しなければなりませんが大体10年に1度が交換の目安と言われています。

しかし個人的に太陽光発電を設置して12年目になりますがまだまだ壊れない感じです。

当然、耐用年数は長ければ長いほどいいのでメーカーの見積もりを見て保証年数を確認し期待年数はどれくらいなのかも確かめてみるといいでしょう。


発電量


太陽光発電の発電量は設置パネルの種類や地域、気象条件によって異なってきます。

おおよその目安としては下記の数値を参考にして下さい。



このような地域差が出るのは地域によって日射条件が異なるからです。

また太陽から得られるエネルギーは100%発電力に換算される訳ではありません。それには以下の理由が挙げられます。

太陽電池の劣化具合、パワーコンディショナの損失、配線や回路の抵抗状の損失、パネルの汚れ等による損失があるからです。

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