ポーカースターズのドローゲーム

今回はポーカースターズのドローゲームについて説明します。

ポーカースターズのドローゲームは5カードドロー、2-7トリプルドロー、2-7シングルドローがあり、その他のドローから選ぶことができます。

 

まずは5カードドローから説明します。

5カードドローは日本の5カードポーカーに当たります。

テキサスホールデムが世界ではメジャーとは言え、5カードポーカーも人気があり、ポーカースターズでもローステークスではテーブルが立っています。

SBとBBを置いた後プレイヤーにそれぞれ5枚ずつカードを配り、最初のベッティングラウンドが始まります。

その後いらないカードを好きな枚数分交換します。(全部必要なカードなら交換する必要はありません。)

その後に2回目のベッティングラウンドが始まり、最後にショーダウンとなります。

日本人にとってはテキサスホールデムよりかは馴染みがあると思います。

 

 

次に2-7トリプルドローについて説明します。

2-7トリプルドローは少し変わったルールで、ローゲームになります。

Aはハイカード扱いで一番低い役を競うゲームです。

AはハイカードよりA,2,3,4,5のストレートはありません。

一番強い役は2,3,4,5,7になります。

ドローというのはカードを交換するという意味で、トリプルドローとはカードを3回交換するということになります。

 

SBとBBを置いた後プレイヤーにそれぞれ5枚ずつカードを配り、最初のベッティングラウンドが始まります。

その後いらないカードを好きな枚数分交換します。(全部必要なカードなら交換する必要はありません。)

そして2回目のベッティングラウンドが始まります。

その後更にいらないカードを好きな枚数分交換します。(全部必要なカードなら交換する必要はありません。)

そして3回目のベッティングラウンドが始まります。

その後最後にいらないカードを好きな枚数分交換します。(全部必要なカードなら交換する必要はありません。)

そして最後のベッティングラウンドが始まりショーダウンとなります。

 

 

最後に2-7シングルドローですが、これは2-7トリプルドローの3回のドロー(カード交換)が1回になっただけで、後は一緒です。

ブラフとスロープレイを見破る

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(BB)

シート2

シート3

シート4

シート5

シート6(SB)(私)T♦、A♣

シート2がフォールド、シート3が$0.1でリンプイン、シート4がフォールド、シート5が$0.4へレイズしてアクションは私に回ってきました。

ポジションが悪いためここはフォールドでもいいかと思いますが、この時は何か参加する気になりました。

$0.4の3倍の$1.2でレイズインしました。

シート1がフォールド、シート3とシート5がコールしてきました。

 

フロップ($3.7)8♣、3♥、A♠

Aがヒットして喜ばしいですが、3ベットの私にコールするぐらいのハンドですから油断はできません。

ポットの半分より少し多い$2をベットしました。

シート3がコールすると、シート5は残りの$9.53をオールインしてきました。

アクションは再び私に回ってきましたが、私のハンドがとても相手のハンドより強いとは思えずフォールドすることにしました。

シート3は$2.91でオールインコールをしてきました。

 

ショーダウン

シート3が開いたカードは3♣,3♦、シート5が開いたカードはA♥、K♣。

ターンで3♠、リバーでT♠が落ち、フォーカードを作ったシート3がポットの$15.52(レーキ$0.7)を勝ち取りました。

少し損失を出してしまいましたが、それでもフォールドしたのは正しい判断でした。

ここで注目したいのがプリフロップでのシート5の2回目のアクションです。

A、Kがプリフロップオールインハンドなのは前回書いた通りです。

ここでもしオールインしていれば、私はフォールドせざるを得ませんし、シート3が果たして3のペアでコールできたかです。

下位のペアが上位のペアに勝てる確率は18%しまありません。

多分シート3もフォールドせざるを得なかったのではないかと思います。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート6(私)Q♥、K♠

シート3、シート4、シート5はフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は通常の$0.3でレイズインします。

シート1がコール、シート2はフォールドしました。

 

フロップ7♠、Q♣、4♠

シート1はチェックしました。

トップヒットの私は$0.4をベットしました。

相手はコールします。

 

ターン($1.5)K♣

相手はチェックしてきました。

これも嬉しいカードですが中々油断できません。

相手はドローハンドかもしれませんし、セットを作ってわざとスロープレイしているかもしれないからです。

私は$0.8をベットすると、相手はコールしてきました。

 

リバー($3.1)2♣

ここで相手はいきなり$6.35をオールインしてきました。

このオーバーアクションは一見ブラフっぽいと感じました。

もし自信のあるハンドなら少しずつ上げていってリードする方がいいからです。

このオールインは「フォールドしてくれ。」というサインに取れたのでコールしました。

 

ショーダウン($15.8)

相手はT♥、T♣を開き私はポット(レーキ$0.71)を勝ち取りました。

見え透いたブラフでしたが、よくコールできたと思います。

 

 

プレイ3、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1

シート2(私)J♣、J♦

シート3(SB)

シート4(BB)

シート5

シート5、シート1がフォールド、私が$0.3をレイズしました。

シート3がフォールド、シート4が$1へレイズしました。

これに対して私は$1.7へレイズしました。

相手はコールします。

 

フロップ($3.45)2♥、4♣、9♥

これは私にとってはいい傾向です。

これに対して相手はチェックしてきました。

フッラシュドローも考えられるのと相手のハンドを絞る意味でここは$2をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

ターン($7.45)6♦

相手はチェックしてきました。

フラッシュードローの可能性が濃厚なのですが、私は何か厭な予感を感じました。

相手にフリーカードを与えることになりますが、私もチェックで回します。

 

リバー($7.45)4♠

相手はここでもチェックしてきました。

私もチェックで回しました。

 

ショーダウン

相手は9♣、9♦を開き9と4のフルハウスを作りポット$7.45(レーキ$0.34)を獲得しました。

 

相手はスロープレイをしてたことになります。ターン以降チェックで回し被害は最小限に喰い止めたと思います。

 

 

プレイ4、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)(私)A♥、A♠

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート3がフォールド、シート4が$0.3でレイズイン、シート5がフォールドしたのに対して私は$0.9へリレイズしました。

シート2がコール、シート4もコールしました。

3人でフロップを見に行きます。

 

フロップ($2.7)Q♥、J♠、3♣

私は$1.8をベットしました。

シート2はフォールド、シート4がコールしました。

 

ターン($6.3)8♠

私は$4をベットしました。

これに対してシート4がコールしてきました。

 

リバー($14.3)9♦

私のアクションですがここは迷いました。

このボードではストレートが見えているからです。

相手が10を持っていたら私の負けです。

また相手がセットを作ってわざとスロープレイをしているかもしれません。

結局はチェックで回すよりありませんでした。

これに対して相手もチェックしてきました。

 

ショーダウンで私はA♥、A♠を開きポット$14.3(レーキ$0.64)を獲得しました。

相手はマックしました。

恐らくQがヒットしてたのではないかと思います。

最後もし相手がオールインしてきたら私はどうしていいか分かりませんでした。

見た目以上に際どい勝負だったと思います。

マイクロステークスでA、Kはプリフロップオールインハンドか?

ポーカースターズで毎日のように遊んでいますが、バンクロールが少しずつ増えてきました。

$110入金してたのが$170ぐらいになりました。

30分~1時間ぐらい2面でプレイしていると大体一度くらいはダブルアップのチャンスが訪れます。

そのダブルアップの勝率がいいおかけで、なんとかバンクロールを増やすことに成功しています。

ポーカーは、お互いにカードが良くないとそんなにお金の動くゲームではありません。

お互いにカードがいいとそこそこポットへお金を入れてしまいますが、問題はセカンドハンドの時いかに早く察知することができて被害を最小限に喰い止めることができるかがポーカーでバンクロールを増やしていくコツだと思います。

では反省プレイをあげます。

 

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)

シート2(BB)(私)J♦A♥

シート3

シート4

シート5

シート6

シート3、4がフォールド、シート5が$0.3へレイズ、シート6、1がフォールドしアクションは私に回ってきました。

いくらポジションが悪いとは言え、このハンドではフォールドできないのでゲームに参加します。

問題はレイズかコールかですが、ポジションが悪いため相手にフォールドを期待する$0.9へレイズすることにしました。

これに対して相手はコールしてきました。

 

フロップ($1.85)T♦3♦4♦

なんとも言えないハンドですが、一応フラシュドローなのと主導権を取りにいきたいため$1をベットします。

これに対して相手は$2.4へレイズしてきました。

私はシブシブコールしました。

 

ターン($6.65)6♣

私はチェックしました。

これに対して相手は$6.3をベットしました。

私はフォールせざるを得ず、相手はポット$6.65(レーキ0.3$)を奪っていきました。

半端なハンドがゆえに損を少し大きくしてしまいましたが、相手がどういうプレイヤーなのか見極めがついておればもう少し損を抑えられたと思います。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1

シート2(私)9♣、J♠

シート3(SB)

シート4(BB)

シート5

シート5、1がフォールドしてアクションは私に回ってきました。

カードは微妙ですがポジションがいいので$0.3でレイズインすることにしました。

シート3はフォールド、シート4がコールしました。

 

フロップ($0.65)Q♠、3♥9 ♥

シート4はチェックしました。

セカンドヒットですがあまり喜べたものでもなく私もチェックしました。

しかしこの選択はミスで、$0.4くらいはベットするべきところでした。

なぜなら相手がもしを2枚持っていたらフラッシュドローに対してフリーカードを与えることになるからです。

 

ターン($0.65)7♣

ここもお互いにチェックします。

 

リバー($0.65)7♠

相手はここでもチェックしてきました。

ここで私は$0.4をベットしました。

これが意味のないベットでした。

なぜならレイズされるとセカンドヒットの私としてはこれ以上突っ込んでいけないからです。

もし相手がQか7を持っていた場合はフォールドするわけはなく、それ以外のカードでフォールドするようなハンドならショーダウンしても結果は一緒だからです。

相手は$1へレイズしてきました。

ここで私はフォールドせざるを得ませんでした。

相手はポット$1.45(レーキ$0.07)を獲得しました。

しかし流れから考えて相手はブラフの可能性が濃厚です。

もし相手がQか7を持っていた場合は、リバーでもう少し強いアクションが起きそうだからです。

そうすると最後もコールが正しかったのではないかと思います。

半端なプレイをしてしまいましたが、最後の相手の$1ベットというのは最適なベットだったと思います。

もう少し安いベットだったら多分コールしてたでしょうから。

 

 

プレイ3、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(BB)

シート2

シート3(私)7♣、7♦

シート4

シート5(SB)

シート2がフォールド、私が$0.3でレイズインしました。

シート4がフォールド、シート5が$3.84をオールインしてきました。

シート1がフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は、それまでのこのプレイヤーの観察からアグレッシブプレイヤーと見切っていました。

このテーブルに入った最初は9、9をフォールドせざるを得ない状況にまで追い込まれたのですが、このプレイヤーがアグレッシブプレイヤーだと分かればコールしてたと思います。

相手がショートスタックだったこともあり、通常ではフォールドするカードですがオールインコールしました。

 

ショーダウン($7.78)

相手の開いたカードはA♠、A♦でした。

やってしまったと思いました。

フロップで8♠、3♠、T♥、ターンでJ♥が落ちましたが、リバーで落ちたカードが何と7♠。

これによって7のセットを作ることができた私が運よくポット(レーキ$0.35)を勝ち取りました。

FishプレイヤーにもA、Aが入ることはあります。用心しなければいけません。

ここでプリフロップでお互いにペアハンドだった場合、下位のペアが上位のペアに勝つ確率を求めてみようと思います。

下位のペアと同じ数字のカードがコミュニティーに出ない確率は48C5/50C5より余事象を考え、求める確率は1-48C5/50C5=47/245≒0.19になります。

実際には上位のペアがセットやフォーカードになる確率を考えるともっと低いですが、近似的に計算を簡単にするためこれらの場合は除きます。

つまり5回に1回以下でした。

逆に言えば上位のペアを持っていて、下位のペアとオールイン勝負をした場合5~6回に1回は負けるということを肝に銘じておかなけらばいけません。

 

 

プレイ4、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(BB)

シート2

シート3

シート4

シート5(SB)(私)K♦、A♠

シート2、3、4がフォールドしました。

私の後ろに控えているのはスチールをなかなか許してくれないプレイヤーです。

「今度こそ!」と思い$0.3をベットしました。

シート1は$0.9へレイズしてきました。

いつものパターンで私は大体ここでフォールドしてましたが、今回は$9.92一気にオールインしました。

「どうだ。」と思うやいなや相手もオールインしてきました。

 

ショーダウン

相手の開いたカードはJ♦、J♣でした。

フロップでは9♠、J♠、A♦、ターンでは7♣、リバーでは8♥が落ち、Jのセットを作った相手がポットの$19.84(レーキ$0.89)を一気に勝ち取りました。

A、Kはプリフロップオールインハンドと言われていますが、それが果たしてこのようなマイクロステークスにも当てはまるのかを考えてみたいと思います。

まずA、KがA、K以外のペアに勝てる確率は44%です。

また上位のペアが下位のペアに勝てる確率は82%です。

今回の3ベットに対して4ベットするなら$2.7くらいになってしまいますが、これに対してさらに5ベットで返された場合処置に困ります。

というのは相手はペアがそろっている可能性が濃厚でそれに対して6ベットしても、もうポットコミットしている状態が想定され相手がフォールドしてくれるとは思えないからです。

結局はオールイン勝負になってしまいます。

だったら4ベットの時点でオールインする方が、相手がフォールドしてくれる期待値が持てる分良さそうです。

また4ベットに対してコールされても、フロップ以降先に行動を起こさねばならないため面白い展開ではありません。

結局はここでオールインは正解かと思います。

もし相手が下位のペアだったらコールはしにくいと思いますし、もしペアでコールしたとしても44%もの勝率があるならA、Kはマイクロステークスでも3ベットに対してはオールインが正解かと思います。