ティルトに陥った日

こんにちは、ヨハンです。

今年も10月に入りました。

まずは最近のオンラインポーカー収支です。

2013.9.23    $12
2013.9.26    $8
2013.9.27    $5
2013.9.28    $12
2013.9.29    $20
2013.9.30    $22
2013.10.1    $36
2013.10.2    $24

9.26から急に勝率が良くなりました。

フィル・ゴードンのデジタルポーカー HUD(統計ツール)でここまで勝てるの影響は大きかったです。

6日連続で黒字の収支でしたが、とうとう7日目にして赤字になってしまいました。

この日は特に運が悪いと感じた日でした。

この日に大きくバイインを減らしたハンドが3つありますが、今回はこのハンドに対して私のプレイは最適だったのか、ピンチから逃れる術は果たして無かったのか回顧してみたいと思います。

今日からプレイ日記のハンドナンバーも記載しておきますので、興味のある方はリクエストのハンド履歴からプレイの詳細を見ることもできます。

handrireki

 

 

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

PokerStars ハンド #104920155122

プリフロップ($0.24)

シート 1:pokersalv684($10.32 チップ)(SB)

シート 2:CypherLou($44.88 チップ)(BB)

シート 3:sp84($17.09 チップ)

シート 4:endeavoor($16 チップ)

シート 5:NagaMorich73($28.24 チップ)

シート 6:jyoutarou($15.36 チップ)(D)(私)5♠、5♣

シート3、4、5とフォールドでアクションは私に回ってきました。

ポケット5のような手はセットにならなければショーダウンバリューはほとんど無いので、私はいつもの2BB($0.32)でレイズインしました。

シート1がコール、シート2はフォールドしました。

シート1のデータは全くありません。

 

フロップ($0.80)4♣、7♠、5♦

相手はチェックしました。

セットになったのはいいでけれど、ストレートも見えるためそんなに喜べたボードではありません。

特に相手のハンドレンジは相当広そうです。

私はポットの5割を少々超える$0.44をベットしました。

相手は6をもっているのかどうかという問い掛けをしているつもりです。

これに対して相手はコールをしてきました。

 

ターン($1.68)K♥

相手はチェックしてきました。

このカードは逆の意味で私にとっては有り難いカードですが、多分相手はヒットしていないのだろうと思い$0.96をベットしました。

これに対して相手はコールしてきました。

 

リバー($3.6)4♥

相手はここでもチェックしてきました。

これでフルハウスになりストレートも警戒する必要はありません。

勝ちを確信して疑っていない私は$2.48をベットしました。

すると意外に相手は$5.76へレイズしてきました。

この意味は正直私には分からなかったです。

多分相手は4を1枚持っているのだろうなと思い、私は$9.04をベットしました。

相手はすぐさま$2.84でオールインコールに応じました。

 

ショーダウン($20.8)

相手はK♣、K♦を開き$19.86を獲得しました。(レーキ$0.94)

2013.10.4p1

これは意外でした。

相手にこのようにスロープレイされたら、フルハウスを作った私にこのハンドを逃れる術は無かったと思います。

一杯喰わされました。

私はすかさずメモを取り、「KKでコール、チェックコール、チェックコール、チェックレイズでスロープレイされて大負け。」と記しました。

今度このプレイヤーとやる時は要注意です。

しかしKKでスロープレイと言うのは私なら少しやりにくいです。

なぜならボードにAが落ちた瞬間に決して強いハンドでは無くなっていますからね。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

PokerStars ハンド #104920339434

プリフロップ($0.24)

シート 1:pokersalv684($18.19 チップ)

シート 2:birobib1($7.20 チップ)(D)

シート 3:sp84($18.01 チップ) (SB)

シート 4:endeavoor($17.98 チップ) (BB)

シート 5:NagaMorich73($27.12 チップ)

シート 6:jyoutarou($6.01 チップ) (私)K♣、K♥

シート5はフォールド、私は$0.4でレイズインしました。

私はどんなハンドでも、アンダーザガンかハイジャックでオープンする場合は2.5BBと決めています。

シート1、2、3とフォールド、シート4でコールが入りました。

シート4に関してはサンプル数は23ハンドしかないものの、VPIPが43とやや高くFishマークが表示されています。

endeavoor

 

フロップ($0.88)2♣、A♦、Q♠

相手はチェックしてきました。

典型的なアグレッシブタイプのFishだろうと考え、ポジションのいい状況でプレイできることに感謝しました。

私はポットの半分に相当する$0.44をベットしてみました。

相手はコールしてきました。

 

ターン($1.76)K♦

相手は$1.2をベットしてきました。

Kのセットができたもののボードにはストレートが見えており、これまた前ハンド同様そんなに喜べた状況ではありません。

しかし私は先程のプレイでショートスタックになっており残り$5.17しかなく、ここでコールしたとしてもリバーでのオールインは避けられそうもありません。

私はここでオールインしました。

相手はコールで応じました。

 

ショーダウン($12.10)

リバーでは9♦が落ちました。

相手はJ♥T♥を開き$11.56を獲得しました。(レーキ$0.54)

2013.10.4p2

このハンドもやはり逃れる術は無かったと思います。

ターンでガットショットを完成させたということですが私が相手の立場でも、ショートスタックが相手ならこのようにプレイしたと思います。

 

 

プレイ3、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

PokerStars ハンド #104925174743

プリフロップ($0.24)

シート 1:MastaNicks($6.88 チップ)(D)

シート 2:jyoutarou($15.84 チップ)(SB)A♠、4♥

シート 3:Dantewin($16.88 チップ)(BB)

シート 4:Piscivore($32.71 チップ)

シート 5:IanLin2009($12.36 チップ)

シート 6:elmin1337($16.24 チップ)

シート4、5、6、1とフォールドし、私は$0.32へレイズしました。

シート3はコールしました。

このプレイヤーは非常にタイトなプレイヤーです。

 

フロップ($0.64)4♣、7♦A♦

フロップでツーペアができて「ビンゴ」と言いたいところですが、色々なドローが見えており決して油断できる状況ではありません。

私はポットの半分を少々上回る$0.34をベットしました。

これに対して相手はコールしてきました。

 

ターン($1.32)6♥

少しストレートの結びつきが強くなってしまったので、相手の手を限定させる意味でも$0.86のコンティニュエーションベットを打ちました。

これに対して相手は$2.88へレイズしてきました。

ストレートなら相手は3,5か5,8を持っていることになりますが、このようなカードでゲームに参加してくる相手とは思えません。

そうすると5持ちのストレートドローでセミブラフ、もしくは6がヒットして相手もツーペアになったのかと考えました。

相手がツーぺをヒットさせているとAを持っていない限りは私にとっては返って有り難いです。

A,6のスーテッド、5,6か6,7のスーテッドコネクタが相手のハンドして絞り込めます。

A,6のスーテッドならフロップでのコールは弱いように見えますが、キッカーが6では強くもいきにくいところです。

私はコールしました。

 

リバー($7.08)6♣

これは最悪のカードです。

私はチェックせざるを得ませんでした。

相手は案の定$5.76をベットしました。

相手の手はいずれもトリップス以上で、自分の方が多分負けているだろうなと思いました。

しかしA持ちのツーペアではフォールドできませんでした。

コールしてしまいました。

ここまで読めていながら私はなんてバカなんだろうと思いました。

 

ショーダウン($18.60)

相手は7♣、6♦を開きフルハウスで$17.76を獲得しました。(レーキ$0.84)

2013.10.4p3

ホールデムマネージャー2の再現です。

やはり思った通りでした。

しかしAと4のツーペアではフォールドできませんでした。

ポーカーは相手より強いか弱いかだけで、弱いと読んだらたとえツーペアでもフォールドしなければなりません。

オンラインポーカー始めて1年半も経つのに、未だに自分の手に溺れてしまうのは未熟と言わざるを得ません。

このハンドも不運でしたが、最後のコールだけは余計でした。

 

 

この3ハンドは不運と言えば不運でしたが、それから軽いティルト状態に陥ってしまいました。

チェックレイズされて何もエクイティがないのにコールしてしまったり、普段なら絶対にやらないようなスリーベットをしてフォーベットが返ってきてフォールドせざるを得なかったりと、チップを捲き散らすようなプレイばかりしてしまいました。

そして後になって後悔しました。

 

ポーカーは確率のゲームで負ける時は負けます。

今日のプレイ日記のように不運なことが3回も起こる日だってあります。

しかしこれぐらいの不運さにメンタルが耐えられないようでは、ポーカーで勝ち越すなんて難しいですよね。

ポーカーで勝っても勝負で負けた

こんにちは、ヨハンです。

最近大分ポーカーが上手くなってきているような感じがしますが、相変わらずバンクロールは減る一方です。

読みでは勝っていても確率的に低いことが起こって負けてしまいます。

しかしこれはポーカーの宿命だと思うよりないですね。

今日はいい負け方を紹介しようと思います。

 

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1(私)A♠、Q♣

シート2(D)

シート3(SB)

シート4(BB)

シート5

シート6

シート5、6がフォールドして、私が$0.32でレイズインしました。

シート2がフォールド、シート3がコール、シート4はフォールドしました。

シート3はここまで非常にアグレッシブなプレイでスタックを大きくしていました。

 

フロップ($0.80)6♠、2♦Q♥

シート3は$0.48をドンクベットしました。

プリフロップのアクションから相手のカードがオーバーペアとは思えず、セットでない限りは現状では勝っていそうです。

相手のレンジは相当に広いですが、セットの可能性を消すために$0.96へレイズしました。

相手はコールしました。

 

ターン($2.72)4♦

ここで相手はチェックしました。

トップヒットトップキッカーではさすがにここでは勝っていそうだと思いましたが、仮に相手がセカンドヒットだったとしてリバーでツーペアを作られたりしたら拙いので、私は圧力を掛けると同時に相手のレンジをもっと絞りたい意味でもポットの5.5割相当の$1.5をベットしました。

これに対して相手はコールしてきました。

 

リバー($5.72)T♦

相手はここでもチェックしました。

バックドアを完成させたとは思えませんが、相手もどうやらQを持っていそうです。

Q、XだったとしてこのXは何かという問題になりますが、私はK、J、Tが一番可能性が高いと思いました。

そこで私はトリプルバレルをよしてこれでショーダウンする選択を選びました。

 

ショーダウン($5.72)

相手はQ♦、10♣を開けて$5.46を獲得しました。(レーキ$0.26)

私はカードをマックしました。

2013.9.23p1

 

リバーではよっぽどトリプルバレルを打ちたい衝動に駆られましたが抑えて良かったです。

負けはしましたが被害を最小限に食い止め、スタックを十分に残したままこのハンドから逃れることができました。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1(BB)

シート2

シート3

シート4(D)

シート5(SB)(私)T♠、9♥

シート2がフォールド、シート3は$0.48へレイズしました。

シート4がフォールドしてアクションは私に回ってきました。

シート3に関しては十分なデータがあり、非常にタイトで上手いプレイヤーです。

しかしそれがためにフロップで何もヒットしないとチェックフォールドする、言わばフィット・オア・フォールド型のプレイヤーで、つまりそこに付け込める余地があると思いました。

T♠、9♥など何も情報がなければ絶対に参加しないハンドですが、私は相手の情報量を武器に$1.5へ3ベットしました。

シート1はフォールドし、シート3はコールしました。

 

フロップ($3.16)3♠、J♣、T♥

リードのある私は$1.2をベットしました。

大分少な目ですが、フィット・オア・フォールド型のプレイヤーにはこれくらいで十分だろうと考えたからです。

すると相手はコールしてきました。

 

ターン($5.56)5♣

私はフロップでの相手のコールの意味を考えました。

仮に相手がトップヒットだった場合は強いキッカーが予想され、オーバーペアやセットだった場合もほぼ間違いなく3ベットしてくる相手です。

また3を除いて下位のペアだったらこのボードではフォールドする相手です。

と言うことは相手のレンジは9か8のペア、KQ、98のストレートドローいずれかだろうと予測しました。

現状ではTをヒットさせている私の方が強そうです。

こうなると私としてはプロテクトしたいところです。

間違ってもフリーカードは与えられないところです。

私は残りの$6.52をオールインしました。

相手はコールしました。

 

ショーダウン($18.60)

リバーでは8♥が落ちました。

相手は8♦、8♠を開き$17.76を獲得しました。(レーキ$0.84)

2013.9.23p2

 

ターンではリバーで8以外のカードが落ちたらどんなカードでも私の勝ちという状況です。

私のアクションからTヒット以上は予測できたと思います。

なんで8♦、8♠でコールする気になったのか不思議でしょうがありません。

読みは正しくプレイは正確だったと思いますが、相手に2枚しかないアウツをリバーで引かれてしまったのは不運としか言いようがありませんでした。

しかしこのプレイも先程のプレイと同様、私から見たらそんなに悪い負け方ではなかったと思います。

とは言うもののやはり辛いですね・・・・

リバーでのオールインはブラフか本物か?

最近毎日のようにポーカースターズに入り浸っています。

オンラインポーカーが面白くてしょうがないのです。

2013.9.3    -$15
2013.9.4    -$20
2013.9.5    -$35
2.13.9.6    $30
2013.9.7    -$28
2013.9.9    $18
2013.9.10    -$33
2013.9.11    -$12
2013.9.15    $9
2013.9.17    -$14
2013.9.18    $21
2013.9.19    -$12
2013.9.20   -$4

$0.08/$0.16のステークスで、こんな感じの収支です。

相変わらず下手糞ですね。

 

今年の7月3日に発売されたフィル・ゴードンのデジタルポーカーという本に出会ってから、テキサスホールデムの奥の深さが分かるようになってきてどんどん飲めり込むようになってきました。

こういう本は何度も繰り返し読みながら実践で試してみないと理解できないので、今度ゆっくりレビューしようと思います。

この本を読んで一番重要だと思ったことは、HUD(ヘッズアップ・ディスプレイ)を使うことの必要性です。

これはオンラインポーカーの統計ツールで、相手のプレイを細かくデーターベース化してくれるソフトです。

 

2013.9.18

Holdem manager 2の30日間無料お試し版を使っています。

こんな感じで表示されカスタマイズもできます。

 

しかし上手く起動してくれないのです。

画像のようにプレイヤー名とHUDに表示されるプレイヤー名が異なっていたり、ワンハンド毎に更新されなかったりとなんだか分からないです。

いろいろと質問しているのですが、英語だから厄介です。

これを使わないと使っている相手に比べて深刻なまでに不利と書かれていたので、なんとか使える状態にしたいです。

 

さてプレイ日記ですが、今回は私のミスプレイからリバーのオールインにはどうやって対処するべきなのか考えてみようと思います。

 

プレイ、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5(私)3♠、3♣

シート6(D)

シート3がフォールド、シート4がリンプインしてアクションは私に回ってきました。

リンプインするのは大体下手なプレイヤーのすることで私はまずやりませんが、この場合は下手に刺激してスリーベットが返ってくると3♠、3♣ではフォーベットは勿論コールもしにくいので、私もシート3にならって$0.16でコールしました。

少し意外でしたが、案の定シート6、1、がコールして、シート2がチェックして5人でフロップを見にいくことになりました。

 

フロップ($0.80)K♥、4♠、3♦

これは素晴らしいフロップです。

シート1、2、4はチェックしてアクションは私に回ってきました。

ここは相手のハンドを限定させる意味でもポットの半分の$0.4をベットしました。

シート6がフォールド、シート1がコール、シート2、シート4はフォールドしました。

 

ターン($1.60)A♥

シート1はチェックしました。

シート1は非常にタイトなプレイヤーです。

このA♥は少しいやと言えばいやですので私は$0.8をベットしましたが、これはミスでした。

プリフロップのアクションから相手がAA、KK、QQ、AKを持っているとは思えませんが、コンプリートで参加しているのでレンジは非常に広いです。

 

特にこのボードではストレートもフラッシュの目も見えており、ここは思い切ってオールインするべきでした。

私にはまだ$16.9ものスタックがあり、相手も$20.59のスタックサイズです。

Q♥J♥ならコールしてくるかもしれませんが、それ以外ならフォールドせざるを得なかったと思います。

タイトなプレイスタイルからほぼ間違いなくフォールドしてたと思います。

相手は$0.8をコールしました。

 

リバー($3.20)2♠

恐れてたことが起こりました。

相手は$20.59をオールインしました。

私は迷いました。

相手が5を持っている可能性は濃厚です。

ストレートドローでここまでついてきたというのは十分ストーリーに合致します。

しかしストレートならこのボードではナッツです。

わざと相手をフォールドさせるような$20.59をいきなりオールインするかな?と思いました。

私ならポットの2倍くらいのベットを打っていたと思います。

それで相手のリレイズやコールを誘う方が、ストレートの見えているボードでは自然ですからね。

相手は恐らくKQで、ストレートにカモフラージュさせてブラフ気味にオールインしたのではないかと思ってしまいました。

ただここで私はあることを見落としていました。

決断の時間が迫られましたが、私はオールインコールの選択を選びました。

 

ショーダウン($37.00)

相手は5♠、6♠を開きストレートを完成させ、$35.5(レーキ$1.5)を獲得しました。

2013.9.19

非常に後悔して私はルームを後にしました。

 

相手はタイトプレイヤーです。

私はこのテーブルでは少しルースにプレイしていましたが相手の立場になって考えて見ますと、リバーのボードではストレートが見えており相手にとっても危険なボードです。

もし相手がKQならオールインできたでしょうか?

絶対にできなかったと思います。

タイトプレイヤーなら尚更です。

リバーでは相手の立場に立って考えるという思考が抜け落ちていました。

 

翌日やはりポーカースターズにログインしている自分がいましたが、Kのセットをヒットさせターンで相手の参加ハンドレンジに合致しそうなストレートドローの目が出てきた時、オールインして自分の手をプロテクトしました。

 

自分の手がそそそこいいとリバーでオールインされてもフォールドしにくいものです。

これは逆の立場になっても言えそうです。

相手が良さそうなカードで自分の方が更に良さそうな時はリバーでいきなりオールインするなはかなり有効だと思いました。