スーテッドコネクタのプリフロップの扱い方
今回のテーマはスーテッドコネクタの扱い方になります。
では早速見ていきます。
プレイ、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)
プリフロップ($0.24)
シート1(D)(私)9♥、8♥
シート2(SB)
シート3(BB)
シート4
シート5
シート6
シート4、5がフォールド、シート6が$0.4でレイズインしてアクションは私に回ってきました。
私はポジションを利用して相手をフォールドさせようとして$1.2へ3ベットしました。
シート2、3はフォールドしてシート6は$3へレイズしました。
シート6の情報はありませんが、ここまでのプレイを見ていますと堅実でタイトなプレイヤーです。
普通に考えれば、上位のペアかA、Kあたりを持っていそうです。
私の方としては取り敢えずはフロップを見てみたいところです。
相手の4ベットに対して私は$1.8をコールしました。
フロップ($6.24)10♦、J♥、6♣
これは私にとっては悪いフロップではありません。
オープンエンドストレートドローとバックドアフラッシュドローです。
相手は$3.2をベットしてきました。
いよいよ上位のペアかA、K或いはJのセット辺りが濃厚です。
私にとっては決断の難しいところです。
残りは$11.4でここでコールすれば$8.2になってしまいます。
ターンでもベットしてくることを予想すると、それにコールすればほとんど手元に金額は残りません。
フロップでポットを大きくしておいて、狙い通りのストレートドローになってフォールドするわけにもいかず一か八かのセミブラフに勝負を託しました。
私は$6.4でリレイズしました。
相手は間髪入れずにオールインしました。
既にポットコミットしている状態なので$5でオールインコールに応じます。
ショーダウン($29.04)
相手はQ♦、Q♣を開きました。
ターンで4♦、リバーで9♠が落ち相手が$27.73を獲得しました。
すごく後悔したプレイです。
ターンかリバーでQか7を引けば勝ちそうですが見事にQがドミネイトされていました。
そしてQ、Qは十分相手のハンドレンジに入っていました。
これによりアウツはたった6枚しかありません。
4倍の法則より勝率は大体24%です。
Card Playerで見ても勝率は26.77%しかありませんでした。
フロップでのプレイは咎められないと思います。
問題はプリフロップにあった感じがします。
前に2.5BBのレイザーがいた場合は9♥、8♥ではコールで、安くフロップをみにいくべきだったと思います。
また$1.2の3ベットも無い手ではなさそうですが、この例のようにリレイズされると非常に困ります。
そしてコールをするとポットが大きくなってしまうため、フォールドがしにくくなってしまいます。
結局はフロップでドローになったとしても、勝率の悪い勝負を強いられることになりそうです。
やはり前のポジションで2.5BBくらいのレイザーがいた場合、スーテッドコネクタで参加するならリレイズよりもコールの方が良さそうです。
折角ですので、ドミネイトに関してもう一つ面白い数値をお見せします。
今回の例でプリフロップでオールインした場合のQ♦、Q♣の勝率は78.27%あります。
Q♦、Q♣よりも強いA♦、A♣で見てみます。
なんとたった58.41%しかありません。
これは9♥、8♥側がQ絡みのストレートをできにくくしていることを意味します。
ドミネイトされるとA、AよりもQ、Qの方が強くなってしまうところが面白いところです。