ワンペアのスロープレイの功罪
- 2014/08/05
- プレイ日記
今日もブログを更新します。
先月は$3.5バイインのヘッズアップ(一対一)トーナメントを楽しみましたが、残念ながらまたも勝ち越すことはできませんでした。
50勝61敗でした。
全く弱いですね><
しかしホールデムマネジャー2はヘッズアップディスプレイと呼ばれるだけあって、むしろヘッズアップの方が有用性が高い感じがします。
ヘッズアップでもタイトアグレッシブ気味のプレイヤーは強かったです。
またポジションもかなり重要で、SB(レイトポジション)の方が圧倒的に有利な感じです。
フロップでお互いに何も揃わないということもしょっちゅうで、そうすると先にアクションを起こす側はかなり苦しいのです。
相手についてこられたらターンでもブラフベットを打つのか、それでもついてこられたらリバーでトリプルバレルを撃つ覚悟はできているのか。
そしてヘッズアップのトリプルバレルは結構成功率が高いです。
これは前回日記にも書いた通りですが、しかしトリプルバレルは勇気がいり、失敗すると大きくチップを減らしますので何とも言えないところです。
さてヘッズアップも負け越してしまったため、また$0.08/0.16の6人性のキャッシュゲームに戻ってきました。
プレイ1($0.08/0.16) トップヒットトップキッカー
プリフロップ $0.24
U
H
C(私)$16.64 A♣、J♥
D
S
B$11.07
U、Hがフォールド、私は$0.48をベットしました。
Dがコール、Sがフォールド、Bがコールしました。
フロップ $1.52 A♦、Q♣、2♣
Bがチェック、トップヒットの私は$0.86をレイズ、Dがフォールド、Bがコールしました。
ターン $3.24 9♥
Bはまたもチェックでアクションは私に回ってきましたが、これは無害そうなので$1.82をベットしました。
相手はコールしました。
リバー $6.88 5♥
相手はまたもチェックです。
相手のデータがまだ5ハンドしかありませんが、ここは相当に読めそうなところです。
相手のプリフロップのアクションはそんなに強いものではなく、ペアハンドでない限りこの時点では私の方が勝っていそうです。
フロップとターンのチェックコールからトップヒットは考えにくいです。
またセットやツーペアならリレイズなり、もう少し強いアクションが返ってきそうな感じもします。
すると考えられるのはフラッシュドローかセカンドヒットですが、それなら私には好都合です。
私は満を持して$4.24をベットしました。
相手はコールしました。
ショーダウン $15.36
相手はK♥、A♥を開き、キッカー勝ちをした相手がポットを勝ち取りました。
これには参りました。
トップヒットトップキッカーなら、もう少し強いアクションをしても良さそうなものです。
相手のスロープレイに、私は完全に相手の手を読み誤りました。
しかしフロップではフラッシュドローやストレートドローも見えており、二人を残しての悪いポジションからのスロープレイはあまり感心しません。
もしドローならフリーカードを与える行為ですから、結構危険だと思います。
長期的にはこういうプレイは利益が出ないんだろうなと思い、この日はここまで勝ってきた僅かばかりの金額を一気に失いこれで止めてしまいました。
プレイ2($0.08/0.16) ワンペアのスロープレイの功罪
プリフロップ $0.24
U
H
C$5.21
D
S
B(私)$15.74 J♠、K♠
Cだけがリンプインし、残りの全員はフォールド、私はそのままチェックしてただでフロップを見にいくことにしました。
フロップ $0.4 6♥、K♣、8♦
見事にヒットしました。
相手のデータはまだ9ハンドしかありませんが、VPIP78、PFR0のフィッシュです。
このボードではドローも見えにくいので、少しスロープレイをする気になりました。
私はチェック、相手は$0.32をベット、私はコールしました。
ターン $1.04 K♦
これもビンゴで、ほとんど勝利をものにできそうです。
私はチェックしました。
相手は$0.8をベット、私はコールしました。
リバー $2.64 6♠
私はまたもチェック、相手は$1.12をベット、そこで私は$3.6へリレイズしました。
相手は$3.93へオールインして、私はコールしました。
相手は多分6を持っているだろうと思いました。
ショーダウン $10.50
相手は6♦、J♦を開き私がポットを獲得しました。
ポットは獲得したものの、内心は危なかったと思いました。
もしターンでKが落ちなかったらと思うとゾッとします。
スロープレイはこれだから怖いのです。
カードプレイヤーでシュミレーションしてみますと、フロップでのトップヒット対サードヒットは、サードヒットにも13%近い勝率があるのです。
つまり10回に1回以上は逆転されてしまうということです。
決して小さくない確率だと思いませんか?
そうなるとやはりワンペアでスロープレイするのは危険です。
いくらフィッシュが相手でも、フロップでヒットした時は取り敢えずベットするべきだったと思います。
プレイ3($0.08/0.16) ポットコントロール
プリフロップ $0.24
U(私)$16.35 A♣、7♣
H
C
D$9.27 J♣、T♦
S
B
私は$0.48へレイズしました。
H、Cがフォールド、Dでコールが入り、S、Bはフォールドしました。
フロップ $1.2 8♥、2♠、7♥
セカンドヒットですが、このまま$0.76のコンティニュエーションベットを打ちました。
相手はコールしてきました。
ターン $2.72 8♦
ここで私は相手のフロップのコールの意味を考えました。
8がヒットしているのかもしれませんが、何らかのドローの可能性の方が高そうです。
そう考えるとここもベットしていきたいところですが、万が一リレイズが入るとセカンドヒットではフォールドせざるを得ません。
相手のアクションによってはこのポットは捨ててもいいと思い、私はチェックして弱気を見せました。
すると意外にも相手もチェックしてきました。
リバー $2.72 6♦
これでストレートの目ができました。
私はチェックしました。
相手は$1.44をベットしてきました。
ここは悩みましたが、相手のリバーでのベット率は67%もあるのです。
ブラフの可能性があるということと、ここまでポットを小さくコントロールできたので、この額だったらそれほどの痛手でもないのでコールしました。
ショーダウン $5.6
相手はJ♣、T♦を開き私がポットを獲得しました。
ガットショットストレートドローで、リバーではずしてブラフベットをしたということです。
本当はリバーでも代償を与えるベットを打つべきだったのかもしれませんが、セカンドヒットではポットを大きくしにくい面もあるため、このようなプレイになってしまいました。
自分のハンドに確信が持てない時は、相手にフリーカードを与えるかもしれませんが、ポットを小さく保つというのは正当化されるのではないかと思います。
プレイ4($0.08/0.16) スクイーズ返し
プリフロップ $0.24
U
H(私)$11.88 7♥、7♠
C
D
S
B
Uがフォールド、私が$0.48へベット、Sがコール、Bが$1.92へベットしました。
ここはフォールドもコールもフォーベットもあるところだと思います。
私は改めて相手のデータを見ました。
相当なタイトプレイヤーです。
ベットサイズと言い、何となくスクイーズっぽいと感じました。
私は$3.36へリレイズする方を選びました。
二人共フォールドして、私が$4.32のポットを獲得しました。
やはりスクイーズだったみたいです。
タイトアグレ(上級者)で、コーラーに対して4~5倍くらいのベット額でリレイズしてきた時は、経験上スクイーズの可能性が高いです。
こういう相手には更に打ち返してみるのが有効です。
これに対して更に打ち返されたら、今度は本物のカードの可能性が高いです。