フロップフラッシュ

ポーカーのトーナメントというのは勝ち残ると時間をくうため、入賞付近間際で脱落したりすると何とも言えない疲労感がありますよね。3~4時間くらい粘って脱落するのと、20分程度で脱落するのでは、賞金が0なら後者の方が消耗が少ない分全然いいです。しかしそれはあくまで結果論で、やっている時は少しでも長く生き延びてやろうと一生懸命やってしまうがポーカーの醍醐味だと思います。

 

フロップフラッシュ

$1.5K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$250/500 ポット1290(アンティ60)

プリフロップ:MID1 $37380 BB(私) $4111 ♥T,♥9

私には8ビッグブラインドしか残されていなく、オールインの機会を伺っていました。MID1が$1500でオープンし、私までフォールドで回りました。ここでオールインも悪くないと思いますが、MID1からのオープンレンジには勝っていそうもないので、ここはコールに留めておいてフロップで何かがヒットしたらオールインしようと思いました。

 

フロップ:♥4,♥Q,♥2 ポット3790

ビンゴです。フロップでフラッシュがヒットしました。ここでやてはいけないのがスーロープレイで、ターンでが落ちると相手のアクションを止めてしまいます。私は予定通り$3111をオールインしました。

この額はポットに比しても丁度いいです。相手はコールしました。

 

ショーダウン

相手は♠A,♦Qを開き、ボードには♦A,♣Jが落ちて私がポットを獲得し、ダブルアップに成功しました。

もしスロープレイして、ターンでが落ちたら恐らく$3790しか獲得できていなかったと思います。

 

トラブル

$1K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$15/30 ポット81(アンティ4)

プリフロップ:MID1 $4441 BTN $2834 SB(私) $2939 ♠J,♥J BB $3042

トーナメント開始から4ハンド目でした。J,Jは見た目はど強くは無く、セットがヒットしなければフロップ後にプレイするのは案外難しいハンドです。MID1が$90でオープン、BTNがコールし、私のアクションの番です。

ポジションが無いためここでスクイーズするのも有効だと思いますが、トーナメントの早い段階でディ―プスタックですので、コールでセットを引きにいくプレイの方が良さそうです。私もコールし、BBもコールし4人でフロップを見にいくことになりました。

 

フロップ:♠7,♠9,♣4 ポット396

4人参加の上いろいろなドローが見えており、セット或いはオーバーペアもありますので、自分が勝っているのか負けているのか全然分かりません。最初にアクションをしなければならない私は、何かしらの情報を得たいためポットの3/4を超える$300をベットしました。これに対してBBがコールし、MID1は$600へミニマムレイズしました。

ミニマムレイズというのは相手についてきてほしいというアクションに思え、嫌な予感はしたのですが額が安いためコールせざるを得ませんでした。これに対してBBは$2982へリレイズオールイン、MID1も$4351へオールインしました。

この手で全額突っ込むのはやり過ぎで、どちらかに負けていればいいので、ポットコミットしていないこの段階では容易にフォールドできます。

 

ショーダウン

MID1は♥A,♣Aを開き、BBは♣9,♣5を開き、ターンとリバーで♣7,♦3が落ちてMID1がポットを獲得しました。

BBは脱落です。私はまだ十分にスタックを残して生き残ることができました。

 

ブラインド対決

$1K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$20/40 ポット105(アンティ6)

プリフロップ:SB(私) $4678 ♥9,♣7 BB $2071

アクションは私のところまでフォールドで回ってきました。9,7オフスーツなんてとても参加に値するハンドではありませんが、ブラインド対決となれば話は変わります。私はこのような状況でハンドに関わらず、よく3BBへレイズします。私は$120へレイズしますとBBはコールしてきました。

 

フロップ:♦K,♥Q,♥K ポット285

全くヒットしていませんが、これだけブロードウェイカードが落ちれば十分なブラフボードとなります。私は$200をベットし、相手はフォールドしました。

 

ポーカースターズ

ランナーランナー

オンラインポーカーで稼ぐ技術上を読んだのですが、読んで得た知識を実戦で利用するというのは難しく、フロップ後の高度なプレイというのは中々真似できないものです。今は下を読んでいますが、これには1つのトーナメントでファイナルテーブルでのハンドが取り上げられています。

ハンドの良し悪しだけではなく、自分と相手のスタックサイズ、ポジション、自分がどういうイメージを持たれているか、相手がどいうイメージか、バブルの時間帯等でアクションが変わるため、著者の思考は興味深いですね。

 

ランナーランナー

$2K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$1000/2000 ポット5250(アンティ250)

プリフロップ:UTG1 $189139 ♣8,♣7 SB $41750 ♦T,♦Q

UTG1が$6000でオープン、私は当然フォールドし、SBだけがコールしました。どちらもフロップを見に行きたいハンドだと思います。

 

フロップ:♣2,♠7,♦8 ポット16250

何もヒットしなかったSBはチェック、一方トップセカンドツーペアがヒットしたUTG1はスロープレイでチェックしました。

 

ターン:♦5 ポット16250

バックドアフラッシュドローになったSBはチェック、UTG1は$4000をベットしました。

SBにしてみればアウツは9枚あり、2倍の法則より勝率が18%となります。ポットオッズは4000/(16250+4000+4000)≒0.165より、勝率の方が高いためコールの方が良さそうです。SBはコールしました。

 

リバー:♦6 ポット24250

バックドアフラッシュドローを完成させてランナーランナーになったSBは、ポットの半分を下回る$12000をベットしました。ストレートもフラッシュも見えるため、相手を怯えさせないくらいの妥当な額だと思います。UTG1はコールしました。

UTG1はすぐに悪いニュースを知らされることになります。フロップでスロープレイするのは悪くはありませんが、ターンで♦5が落ちた時点では$4000ではなく、ポットオバーの$18000くらいをベットすれば、SBにしてみればスタックの半分も賭けなければいけなくなるため恐らく降りたのではないでしょうか。

UTG1にしてみれば勝てるはずのハンドでスロープレイしすぎたため、安く捲り目を与えてしまったわけです。

 

弱みの現れ

$4K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$25/50 ポット129(アンティ6)

プリフロップ:UTG1(私) $4261 ♠A,♠J MID1 $3763 BTN $7803

AJスーテッドはどこのポジションからも間違いなくオープンするハンドですし、時にはリレイズさえします。私は3BBの$150でオープンしました。それに対してMID1とBTNだけがついてきました。

 

フロップ:♦J,♠T,♣T ポット579

Jがヒットしてくれましたが複数参加なので立ち位置がよく分かりません。私は$350をベットしました。これに対して二人ともコールしてきました。もう少し額を大きくし$450くらいにすれば良かったと後悔しました。

 

ターン:♣8 ポット1629

相変わらず立ち位置が分からずドローも見えていますので、ここでは少し大き目の額をベットするのがいいと思い$1000をベットし、手元に$2761を残しました。

これに対してBTNだけがコールしてきました。トリップスならドローが見えていますのでレイズしたと思います。ここでBTNは恐らくドローだろうと思いました。KQ、89スーテッド辺りが怪しそうです。

 

リバー:♦A ポット3629

このカードは嬉しいようで嬉しくないカードです。相手がKQだったらここでストレートが完成したことになります。私はチェックするよりありませんでした。すると相手は$6303をオールインしてきました。ショーダウンするなら私のスタックを全部賭けろと言っています。私は相当悩みましたが、もし自分がストレートを完成させたとするなら、相手がコールできそうな額をベットしたと思います。多分勝っているだろうと思い私はコールすることにしました。

相手は♠8,♠9を開き私がポットを獲得しました。ドローが見えているボードでコールでついてきて、最後にチェックに対してオールインする場合は、ドローを外した弱みの表れと受け取れる例だと思います。

 

誤ったミニマムレイズ

$1.5K保証トーナメント 9人テーブル ブラインド$25/50 ポット129(アンティ6)

プリフロップ:UTG2 $2659 BTN $5056 SB(私) $2300 ♦A,♠A BB $4058

ポケットAは最強ハンドですが、プリフロップ以後はただのワンペアになる可能性が高いためリバースインプライドオッズも高く、大きく勝つか大きく負けるかというハンドです。UTG2が$100のミニマムレイズでオープンしました。BTNがコールし私のアクションです。私は3BBに$200を加えて$350へスリーベットしたかったのですが、打ち間違えて$150にしてしまいました。これに対してBB、UTG2、BTNがコールしてきました。

 

フロップ:♦3,♣J,♦4 ポット654

このボードはどちらかというとコールに噛み合っていそうです。いろいろなドローが見えている状態でワンペアはとても怖く、プリフロップで多人数参加にしたのを悔やみました。ここはカードをプロテクトするため、私はポットサイズの$654をベットしました。これに対してUTG2だけがコールしてきました。

 

ターン:♦7 ポット1962

もし相手がフラッシュドローだったならここで完成したことになります。私はチェックすると相手は$647をベットしてきました。

相手はスタックの半分以上をポットに入れており、ほぼポットコミットしていると言えそうです。私はナッツフラッシュドローですが、相手が♦を2枚持っているとするとアウツは7枚しかありません。しかしコールして負けても残りは$874となり、オールインorフォールドのプレイをするのに適したサイズとなるのでコールすることに決めました。

 

リバー:♦J ポット$3256

ビンゴです。私は$874をオールインしました。相手は少考してコールしてきました。相手は♦9,♦Tを開き私が$5004もの大きなポットを勝ち取りました。

9,Tスーテッドならプリフロップで例え私が$350へレイズしたとしてもコールできたと思います。そしてプリフロップで大きくしたポットにドローを引くオッズの合わないベットをしたら、相手は多分オールインで返したと思いますので、結果は一緒だったと思います。しかしプリフロップでのポケットAのミニマムレイズは危ないプレイでした。

 

ポーカースターズ

セット

最近天気が悪いですが、この天気はまだ一週間は続くみたいです。7月なのに肌寒い時もありますよね。世界ではコロナの影響でカジノも閉鎖されてポーカーもできなくなってしまっています。こうなるとやはりオンラインでやるより無さそうですね。

 

Aのワンペア

2.5K保証トーナメント  9人テーブル ブラインド$20/40 ポット105(アンティ5)

プリフロップ:MID1 $3318 CO $3324 SB $3439 BB(私) $2717 ♦Q,♣A

AQオフスーツは決して弱いハンドではありませんが、それがゆへにトラブルに巻き込まれる可能性も十分にあります。MID1が$100でオープン、CO、SBがコールしました。レイズはリレイズされますと降りなければならそうなので、多人数参加で多少不満ではありますが、私もコールすることにしました。

 

フロップ:♠A,♦6,♠K ポット445

Aがヒットしましたが、あまり嬉しいボードではありません。SBはチェックしました。私は自分の立ち位置を知りたいので$300をベットしました。これに対してMID1とSBはコールしてきました。私はこの段階でMID1はAKの可能性が高いと踏んで、このハンドに深入りするのはよそうと思いました。

 

ターン:♣8 ポット1345

SBはチェック、私もチェックしました。MID1は$1000をベット、SBはコールしました。

これどうでしょうか。リバーでベットがくることを考えますと、ここでコールするとオールインまでいきそうです。私の手はそれほど強くはないので、ここでフォールドすることにしました。

 

リバー:♥5 ポット3345

SBはチェック、MID1は$1918をオールイン、SBはフォールドし、MID1が$3345もの大きなポットを獲得しました。恐らくSBは何らかのドローだったと推測します。私としては安くこのハンドを逃れることができたと思います。

 

セット

2.5K保証トーナメント  9人テーブル ブラインド$60/120 ポット315(アンティ15)

プリフロップ:UTG1 $3447 MID2 $2181 CO $5260 SB $3525 BB(私) $8323 ♣5,♦5

スモールポケットペアは特にブラインドが小さくスタックの大きい段階ではインプライドオッズが高く、フロップでセットを引きにいきたいハンドです。そしておあつらえ向きにUTG1が$240へレイズし、MID2、CO、SBがコールしました。私も当然コールし、安くフロップを見に行くことができました。フロップでセットを引けなければ降りるだけですので分かりやすいです。

 

フロップ:♠J,♣7,♠5 ポット1335

ラッキーにもセットを引くことができました。しかしドローが見えているボードで多人数参加ではスロープレイするつもりはありませんので、$800のバリューベットを打ちました。UTG1だけがコールし、後はフォールドしました。

UTG1はここまで非常によく参加してきています。こういうアグレッシブなタイプのプレイヤーが、もしドローならコールなんてしたでしょうか。恐らく被せてきたと思いませんか。よって私はJがヒットしているのだろうと踏みました。

 

ターン:♠Q ポット2935

もし相手がフラッシュドローだったらここで引かれたことになりますが、上述の理由でそれは考えていません。リバーでJが落ちても相手がフルハウスでない限りは私の勝ちですので、ここはスロープレイをすることにしチェックしました。相手は残りの$2407をオールインしました。とてもワンペア以上の完成したハンドには見えません。私はコールしました。

 

ショーダウン

相手は♦A,♣Jを開きリバーでは♥3が落ちて、私が$7749のポットを獲得し相手を脱落させました。

 

ドローイングデッド

2.5K保証トーナメント  9人テーブル ブラインド$75/150 ポット405(アンティ20)

プリフロップ:MID1 $2940 MID2 $14743 CO(私) $12630 ♥A,♥K

MID1がリンプ、MID2がコールして私のアクションの番です。フォールドというオプションは無さそうですが、大体はフロップでミスりますので、この強い状態でベットして相手にフォールドを促すと同時にレンジを絞り込もうと思いました。要はスクイーズです。私は$600へレイズしました。これに対してMID1とMID2がついてきました。

 

フロップ:♦4,♦Q,♣3 ポット2205

2人ともチェックしました。このボードではコンティニュエーションベットを打つのが最適そうです。私はポットの半分の$1100を打ちました。するとMID1はチェックレイズオールインをして、残りのスタック$2340をポットへ入れてきました。MID2はフォールドしてアクションは私に回ってきました。

これは拙いことになった、現時点では負けてると思いましたが、$5645のポットに対して$1240の投下で済むため、オッズは十分あってしまってると思いコールすることにしました。

 

ショーダウン

相手は♣4,♥4を開き、私にドローイングデッドを突きつけました。ターンとリバーでは♣5、♥Tが落ちて、相手が$6885ものポットを獲得しました。

相手がショートスタックでしたので、私としては逃れるのが難しいハンドだったと思います。

 

ポーカースターズ