フルハウスの考察

2023.9.11 記事編集

ペアボードはフルハウスの可能性

プリフロップでBTNの私までフォールドで回り、ブラインドスチールしたところ、BBからコールが入りました。フロップではドンピシャのストレートを引きました。相手がチェックして、私もスロープレイでチェックします。

 

ターンで5のペアボードになりました。相手が2BBをベットし、私もコールします。

 

ターンで相手がポットサイズをベットしてきました。結論から言いますとここはコールが正解です。ストレート或いはフラッシュだったとしても、ボードがペアになるとフルハウスで負けの目がありますので、強いベットに対しては大人しくコールしてショーダウンするのが妥当です。しかし私はオールインしてしまいました。相手はコールしてきました。

 

ショーダウンでは相手はフルハウスを見せポットを取っていきました。セットだとスロープレイする可能性があり、アクションが弱いままフルハウスへ昇格してしまうことがあります。ターンでペアボードになったら、強いアクションに対してはコールに止めるのが正解です。

フィルゴードンのデジタルポーカーにもあります。”ターンでボードにペアができた時は、私はお決まりのごとくチェックしていく”と。これには上のようなドローイングデッドのケースを避けるためというのも理由の一つです。

 

しばらくブログを更新していませんでしたので今日更新しようと思います。

とは言うもののポーカースターズでは時間を見つけてはプレイしていました。

今年の1月の半ば頃からポーカースターズをやり始めましたが、勝ったり負けたりを繰り返して$110入金したのが$50くらい増えたとうところです。

$0.08/$0.16 (Maxバイイン$16)のステークスで2面でプレイしています。

やっていて思うことは、ポーカーは結構波があるなということです。

調子がいい時は連続してダブルアップに成功したり、負けてるカードでもまくり目が良くて勝ってしまったりするのですが、調子が悪いといいハンドでも相手の強すぎるアクションの前にフォールドせざるを得なかったり、勝ちを確信して全額を突っ込んでバッドビートを喰らったりします。

相手にポーカーの知識があれば、そんなに簡単に勝たせて貰えるゲームではありません。

それでは反省のプレイを紹介します。

 

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16 USD)

プリフロップ($0.24)

シート1

シート2(SB)

シート3(BB)(私)3♦、3♣

シート4

シート5

シート6

シート4、5、6、1が$0.16でリンプインしました。

シート2がフォールドしました。

多人数参加なので私はチェックして5人でフロップを見にいきます。

 

フロップ($0.88)4♦、4♣、3♥

この上ないハンドです。

フロプの段階でフルハウスができて、後はいかに相手にポットを入れて貰うかだけの問題だと思いました。

多人数参加ゆえに私はスロープレイをすることに決めました。

最初のアクションをチェックで回します。

シート4が$0.32をベット、シート5、シート6がフォールド、シート1が$1.29へレイズしました。

これに対して私とシート4がコールしました。

 

ターン($4.75)5♦

これでボードにはストレートも見えてきました。

これは有り難い傾向で、私はここでもスロープレイをしました。

私のチェックに対してシート4は$2.72へレイズしてきました。

シート1がフォールド、私はコールしました。

 

リバー($10.19)T♠

私はプレイを一貫させるためにここでもチェックしました。

相手は$3.52をベットしてきました。

勝利を信じて疑っていない私は$7.02へレイズしました。

これに対して相手は残りの$4.55をオールインしてきました。

私も当然コールします。

 

ショーダウン($33.37)

相手は5♣、5♠を開きました。

ファイブとフォーのフルハウスです。

私はスリーとフォーのフルハウスです。

こうして相手はポット(レーキ$1.5)を獲得しました。

 

私は正直唖然としました。

こんなにポットに突っ込んでしまった言い訳を見つけようと「フルハウスでは仕方ないよな。」なんて考えようとしましたが、フロップの段階で5人も残っていれば、私の他に誰かペアハンドでも不思議はありません。

4のペアは共通なので同じフルハウスだとすれば、セットの勝負と同然です。

そうすれば私の3のスリーカードはボードの見える範囲では一番弱いです。

フロップの段階で勝ちを確信してしまった自分の過信が招いたミスです。

フルハウスでも負けることがあるということを認識していなければなりませんでした。

いくら何でもフルハウスではさすがにフォールドするわけにもいかないので、リバーの最初のベットに対してはコールに止めておけば良かったです。

 

このプレイの他にもボードにペアがない状態で、フラッシュAハイがストレートフラッシュに負けたりと何かとバッドビートが多かったです。

大分バンクロールを減らしてしまいましたが、「フルハウスやフラッシュAハイのようなほとんど負けることがないハンドでも負けることはある。」ということを覚えておこうと思います。

半端に強いポケットT

ポーカースターズはやはりプレイヤー数が多くてやりやすいです。

負ける日もありますがトータルでは$70くらいプラスになりました。

私は2面でプレイするのが精一杯です。

3面でプレイしたら時間切れで席が外れてしまいました。

昔のエベレストポーカーだったらテンポが遅かったため3面でもできたかもしれませんが、今のポーカースターズでは2面で少し余裕があるくらいで、3面ならアップアップになってしまいます。

ステークスも ($0.08/$0.16 USD)に上げました。

 

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5(私)4♥3♥

シート3がフォールド、シート4がリンプインしアクションは私に回ってきました。

私はスチール狙いで$0.3でレイズインしました。

シート1がコール、シート2がフォールド、シート4がフォールドしました。

 

フロップ($0.8)3♣、J♥、5♣

ここはお互いにチェックで回します。

 

ターン($0.8)4♠

相手はここで$0.55をベットしてきました。

これに対して私は$1.1へレイズし、相手はコールしてきました。

 

リバー($3.0)4♦

相手はチェックしてきました。

私は$1.2をベットし相手はコールしました。

 

ショーダウン($5.4)

4と3のフルハウスを作った私がポットの$5.4(レーキ$0.24)を獲得しました。

 

注目はリバーのベットで相手にコールを促す最適額だったと思います。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(私)T♥、T♣

シート2

シート3(SB)

シート4(BB)

シート5

シート6

シート5が$0.3へレイズ、シート6がフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は通常の$0.9へレイズしました。

シート3とシート4がフォールドしシート5がコールしてきました。

 

フロップ($1.95)8♥、K♣、5♣

相手はここでチェックしてきました。

どうも相手はKがヒットしていない感じです。

私は$1をレイズしました。

それに対して相手はコールしてきました。

 

ターン($3.95)8♣

相手はここでもチェックしてきました。

罠にはめようとしているかもしれないので私もチェックで回します。

 

リバー($3.95)T♠

これはとても有りがたいです。

Tと8のフルハウスでナッツです。

相手はチェックしてきました。

私は$1をベットします。

これに対して相手は$2.9へレイズしました。

私はリードするように$4.8へレイズしましたが相手はフォールドしてしまいました。

私はポット$9.75(レーキ$0.44)を獲得しました。

 

大きな収入でした。

これがなかったらその日は大分負けてたところでした。

 

 

プレイ3、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16 USD)

プリフロップ($0.24)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート6(私)T♦、T♠

シート3、シート4、シート5がフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は$0.48でレイズインし、シート1がコール、シート2がフォールドしました。

 

フロップ($1.12)2♠、8♣、5♣

シート1は$0.96をベットしてきました。

これに対して私は$1.92へレイズしました。

これは相手のハンドを絞る意味があります。

相手はコールしてきました。

 

ターン($4.96)8♥

これに対して相手はチェックしてきました。

私は$2.08をベットしました。

この判断も間違ってはいないと思います。

といいますのもフロップで♣が2枚出ており、相手の手にもし♣が2枚あるとフラッシュドローに対してフリーカードを与えることになるからです。

相手はコールしてきました。

 

リバー($9.12)6♠

相手はここで残りの$2.93をオールインしてきました。

これに対して私はコールします。

 

ショーダウン($14.98)

相手はJ♦、J♣を開きポット(レーキ$0.67)を勝ち取っていきました。

 

このプレイを振り返ってみますと、フロップの相手の$0.96のベットはポットに対して9割近い額です。

つまり極めて本気度の高い手と考えられそうです。

この場合はボードから考えて、やはりオーバーペアの可能性がありT♦、T♠ではこころもとないのでフォールドかもしくはコールに止めるべきだったのかもしれません。

この額がもう少し低ければこのようなプレイでバットビートとも言えそうですが、フロップの相手の$0.96というのはこちらにとっては察知しなければいけない危険信号でした。

 

 

プレイ4、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16 USD)

プリフロップ($0.24)

シート1(SB)(私)T♥、T♠

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート3がフォールド、シート4が$0.48でレイズイン、シート5がフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は$1.44へリレイズインしました。

シート2がフォールド、シート4が$3.36へリレイズしました。

これには参ってしまいましたが私はシブシブコールしました。

しかしこれはミスでした。

自分の方がポジションが悪いのと、この強いアクションに対してT♥、T♠で挑むのは少し無謀でした。

 

フロップ($6.88)6♥3♥、2♣

ここで私はチェックしました。

相手は$3.2をベットしました。

私は迷いましたがコールしました。

 

ターン($13.28)A♠

これに対してはお互いにチェックしました。

 

リバー($13.28)5♦

私はチェックしたのに対して相手は$6.4をベットしてきました。

とてもTのワンペアでは勝てるとは思えずフォールドせざるを得ませんでした。

 

これで$6.56も失ってしまいました。

痛かったです。

いくらポケットTでも、突っ込んではいけないところで2度もコールしてしまったための損害です。

この前に書いたプレイ3でもポケットTで痛い目に合っています。

ポケットTはプリフロップでは確かに強いハンドですが、絶対に強いとも言い切れず半端に強いハンドです。

故にこのような大きな損害を被ってしまいます。

ポケットTは案外早く見切った方がいい、トラブルに巻き込まれやすいハンドです。

ブラフとスロープレイを見破る

プレイ1、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(BB)

シート2

シート3

シート4

シート5

シート6(SB)(私)T♦、A♣

シート2がフォールド、シート3が$0.1でリンプイン、シート4がフォールド、シート5が$0.4へレイズしてアクションは私に回ってきました。

ポジションが悪いためここはフォールドでもいいかと思いますが、この時は何か参加する気になりました。

$0.4の3倍の$1.2でレイズインしました。

シート1がフォールド、シート3とシート5がコールしてきました。

 

フロップ($3.7)8♣、3♥、A♠

Aがヒットして喜ばしいですが、3ベットの私にコールするぐらいのハンドですから油断はできません。

ポットの半分より少し多い$2をベットしました。

シート3がコールすると、シート5は残りの$9.53をオールインしてきました。

アクションは再び私に回ってきましたが、私のハンドがとても相手のハンドより強いとは思えずフォールドすることにしました。

シート3は$2.91でオールインコールをしてきました。

 

ショーダウン

シート3が開いたカードは3♣,3♦、シート5が開いたカードはA♥、K♣。

ターンで3♠、リバーでT♠が落ち、フォーカードを作ったシート3がポットの$15.52(レーキ$0.7)を勝ち取りました。

少し損失を出してしまいましたが、それでもフォールドしたのは正しい判断でした。

ここで注目したいのがプリフロップでのシート5の2回目のアクションです。

A、Kがプリフロップオールインハンドなのは前回書いた通りです。

ここでもしオールインしていれば、私はフォールドせざるを得ませんし、シート3が果たして3のペアでコールできたかです。

下位のペアが上位のペアに勝てる確率は18%しまありません。

多分シート3もフォールドせざるを得なかったのではないかと思います。

 

 

プレイ2、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート6(私)Q♥、K♠

シート3、シート4、シート5はフォールドしアクションは私に回ってきました。

私は通常の$0.3でレイズインします。

シート1がコール、シート2はフォールドしました。

 

フロップ7♠、Q♣、4♠

シート1はチェックしました。

トップヒットの私は$0.4をベットしました。

相手はコールします。

 

ターン($1.5)K♣

相手はチェックしてきました。

これも嬉しいカードですが中々油断できません。

相手はドローハンドかもしれませんし、セットを作ってわざとスロープレイしているかもしれないからです。

私は$0.8をベットすると、相手はコールしてきました。

 

リバー($3.1)2♣

ここで相手はいきなり$6.35をオールインしてきました。

このオーバーアクションは一見ブラフっぽいと感じました。

もし自信のあるハンドなら少しずつ上げていってリードする方がいいからです。

このオールインは「フォールドしてくれ。」というサインに取れたのでコールしました。

 

ショーダウン($15.8)

相手はT♥、T♣を開き私はポット(レーキ$0.71)を勝ち取りました。

見え透いたブラフでしたが、よくコールできたと思います。

 

 

プレイ3、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1

シート2(私)J♣、J♦

シート3(SB)

シート4(BB)

シート5

シート5、シート1がフォールド、私が$0.3をレイズしました。

シート3がフォールド、シート4が$1へレイズしました。

これに対して私は$1.7へレイズしました。

相手はコールします。

 

フロップ($3.45)2♥、4♣、9♥

これは私にとってはいい傾向です。

これに対して相手はチェックしてきました。

フッラシュドローも考えられるのと相手のハンドを絞る意味でここは$2をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

ターン($7.45)6♦

相手はチェックしてきました。

フラッシュードローの可能性が濃厚なのですが、私は何か厭な予感を感じました。

相手にフリーカードを与えることになりますが、私もチェックで回します。

 

リバー($7.45)4♠

相手はここでもチェックしてきました。

私もチェックで回しました。

 

ショーダウン

相手は9♣、9♦を開き9と4のフルハウスを作りポット$7.45(レーキ$0.34)を獲得しました。

 

相手はスロープレイをしてたことになります。ターン以降チェックで回し被害は最小限に喰い止めたと思います。

 

 

プレイ4、ホールデム ノーリミット ($0.05/$0.10 USD)

プリフロップ($0.15)

シート1(SB)(私)A♥、A♠

シート2(BB)

シート3

シート4

シート5

シート3がフォールド、シート4が$0.3でレイズイン、シート5がフォールドしたのに対して私は$0.9へリレイズしました。

シート2がコール、シート4もコールしました。

3人でフロップを見に行きます。

 

フロップ($2.7)Q♥、J♠、3♣

私は$1.8をベットしました。

シート2はフォールド、シート4がコールしました。

 

ターン($6.3)8♠

私は$4をベットしました。

これに対してシート4がコールしてきました。

 

リバー($14.3)9♦

私のアクションですがここは迷いました。

このボードではストレートが見えているからです。

相手が10を持っていたら私の負けです。

また相手がセットを作ってわざとスロープレイをしているかもしれません。

結局はチェックで回すよりありませんでした。

これに対して相手もチェックしてきました。

 

ショーダウンで私はA♥、A♠を開きポット$14.3(レーキ$0.64)を獲得しました。

相手はマックしました。

恐らくQがヒットしてたのではないかと思います。

最後もし相手がオールインしてきたら私はどうしていいか分かりませんでした。

見た目以上に際どい勝負だったと思います。